車輪線路規格検討

[ 楽しい標準軌規格 (ちょっとだけファイン) // 最新メッセージID: 193 // 時刻: 2024/4/25(07:53)]

表示画面: // 表示件数:


タイトル一覧へ(リプライ順) 前のメッセージへ 次のメッセージへ リプライをまとめ読み // 新規に書き込む リプライを書き込む 引用してリプライを書き込む // ヘルプ

タイトル: 161 . 楽しい標準軌規格 (ちょっとだけファイン)
お名前: 稲葉 清高 <k-inaba@mxb.mesh.ne.jp>
投稿日: 2001/10/19(19:35)

------------------------------

半年くらい前の議論から経ってしまいましたが、合運などで HOJC 規格のポイン
トが現実に作れることも見せられたし、ということでもう一方の標準軌の方を
考えることに戻ってみます。

ただ、こっちの規格に関しては「手持ちの車輛とのコンパチ」をどう考えるか
という点もあり、おそらく一つにはならないだろうと思っています。そこで、
S-4 前提の「普及品規格」はまあ牛越さんにまかせるとして、もうちょっと
ファインなものを考えてみます。

自分でできることを前提にすると
1) ポイントを含め線路は別に自作でかまわない。
2) 車輪を削るのは面倒だから、できれば市販品を使いたい。
3) HOJC 規格やらスパイクモデル規格の車輪は是非通したい。
4) 3 を満たす限りにおいて S-4 (HO scale) により近い車輪も使いたい。
5) 3~5 に関して、輪軸の改軌はやってもよい。
くらいになると思います。

すると、3 から N は 2mm となり、フランジウェイは最大 0.9mm くらい
になります。ガードレール側とウィングレール側のフランジウェイが同じ
幅だとすると (実物においてもこの二つは違うのですが)、C=K=15.6mm
くらい、B>S=14.7mm くらいになります。

これと S-4 での B が 14.5mm であることから、(4) に該当する車輪を
使った輪軸は若干広く改軌することが必要になってきます。その際に輪軸
の G が 16.5mm を超えないかと K が適当な範囲に収まるか、は RP-25
(もしこれに従うのなら) などのプロファイル規格および実際の車輪に当
たって見る必要があります。日光の車輪などでは G に対しては意外と余
裕がありましたが、K に対しての余裕があまりありませんでしたが 14.7mm
では一応測定上で矛盾はなくなりました。

これに対して、牛越さんがすでに HOJC 規格の検討の時に実験したよう
に、RP25 の #110 車輪をもとにした輪軸では、どうとっても全部の数値
の矛盾は解消できませんでした。あの実験自身は G=12mm に対するもの
だけど、ここで計算しているのは G に対する相対値だから、4.5mm 増や
すことで今回の考証にそのまま使用できます。

B と S の関係だけに注目して、K と C の関係を無視すると、ガードレー
ルが見かけだけになって、働きがなくなるために、番数の大きいポイント
ではテキメンに脱線するというのは、先日の合運で実演した通りです :-)
ここから先は実験した結果ではなく、想像ですがおそらく #6 以下のポ
イントしか使わないということであれば、それでも実用上で問題ないん
じゃないかなあ...
# 車輪のプロファイルに非常に影響されるはずです。

これで、後はそれぞれの数値を 0.2mm くらいの範囲で調整すれば終わり
のはずなのですが、(私事ながら) 明日からまた出張なので実験、検証は
日本に帰ってきてからになります。

------------------------------

▼リプライ


Maintenance: Morii Yoshihiro
KINOBOARDS/1.0 R6.11: Copyright (C) 1995-2000 NAKAMURA Hiroshi.